楽しくわかる雅楽

           皇室とともに
 
 
 雅楽を幼児が聴いても楽しんでくれるのが
 
  雅楽平和の雅楽です。
 
  まず、笛の音の良さに聴きほれています。
 
  そして、舞楽吹きは迫力ある吹き方で音の大きさに驚いています。
 
  雅楽は、国、寺社の手厚い保護の下で1300年余り姿かたちを変えずに
 
  現代に伝わっている世にも稀な世界最古のオーケストラです。
 
  皇室の神事に雅楽は使われてきました。ですから、天皇陛下・皇室とは切っても
 
  切り離すことはできません。
 
  天皇陛下御自らが祭祀となられて、国家の安寧、国民の平和、五穀豊穣、
 
  世界平和を祈り続けておられるのです。その祭祀に雅楽は使われています。
 
  楽長の奥様からお聞きしましたが、年末から正月夜中に祭祀が始まりますから
 
  祭祀が終わり一番電車が出るのを待って帰宅されるそうです。寒い御神殿で
 
  陛下も祭祀を行い我々の為に祈りを捧げてくださっている。
 
  我がことは祈らずに国家、国民の為の祈り。
 
  皇室、陛下の精神性を学ぶことは、道徳教育にもなり人間形成に大きく役立つ
 
  のです。雅楽を通して誇りを持つ、世界に誇れる日本の精神を学び受け継ぐ
 
  ことが日本が再び世界から尊敬されることです。欧米の思想に染まりすぎま
 
  した。経済も重要ですが、日本の素晴らしき精神を学ぶことです。その為に、
 
  古事記を学ぶ、日本の建国を学ぶことは、世の中に出てどう生きるかを学ぶ
 
  ことです。困難に立ち向かう方法を教えてくれます。試験に合格するだけの
 
  勉強は子供の将来の役には立ちません。
 
  御恩が分かれば自ずと何をなすべきかが分かってくる。世の中が今よりも
 
  ずっと良くなります。自分さえよければいい、ということはなくなります。
 
  年齢に応じて、分かり易い言葉で楽しく雅楽を聴く。単管でも、十分です。
 
  また、楽器自体の音色が分かって新鮮に新たな雅楽を聴くことが出来ます。
 
  私の演奏で子供が、にこやかに笑って楽しそうに聴いている様子を先生や
 
  父兄の方はとても不思議がります。大人が聴いても難しいのになんで楽しそう
 
  に聴いているのか不思議です、と言われます。わたしは、頭で聴くものでは
 
  なく体で感性で聴くものです。大人の,雅楽は難しい子供には無理だという
 
  固定観念が間違っているのです。この様子を見ればお分かりですよね。
 
  という。だんだんと、理解していただけます。