「国基研だより」の会員コーナーで、アラスカ大学名誉教授の赤祖父俊一教授が、
書いておられる。
地球温暖化問題は国家基本問題研究所でも取り上げた重要な問題であった。その後の進展について報告する。
第一に、地球平均気温の上昇は2000年前後より10年以上止まっている。大気中の二酸化炭素(CO2)量が大量に増加し続けているのにもかかわらず、である。従って、「地球熱地獄」の予測が誤っていたことは今や明らかだ。
第二に、CO2による地球温暖化の最も重要な証拠とされた「ホッケースティック曲線」(過去1000年間ほど横ばいだった気温が20世紀に急上昇したことを示すといわれるグラフ)は捏造であることが発覚した。
CO2による地球温暖化問題は、気候には自然変動があることを知らなかったか忘れた気候学者が騒いだことによるものだ。日本政府はCO2の1990年比25%削減をまだ言っているようであるが、どうしてもっと勉強しないのか。深井有著『気候変動とエネルギー問題』(中公新書)は必読書である。
マスコミは、この事を大々的に報道しなければマスコミの責任放棄である。
温暖化問題を日本中に知らしめたのだから、国民一人一人に教える責任がある。
学校で正しい環境教育をしていただきたい。また、マスコミが正しいことばかり報道
しないという教訓と教えるべきだ。
京都議定書離脱をして、排出権による1兆数千億円を除線に使うべきだ。