教育再生実行本部

日本会議メールより
 
10月23日午前、自民党本部では、党則に基づく総裁直属機関「教育再生実行本部」
の総会が開催され、安倍総裁、甘利政調会長が出席する中、今後の分科会の設置と、検討
内容について報告と意見交換がなされました。
 
 安倍総裁は、特に教科書検定・採択制度について言及し、次のように述べました。
  「被災地でもっとも採択率の高い東京書籍の教科書には、自衛隊違憲の存在であるか
のように書かれている。また、地元山口県で採択されている教科書には高杉晋作が掲載さ
れておらず、伊藤博文安重根に暗殺された人物としてしか描かれていない」と現在の教
科書制度の問題点を挙げました。
 
 基本政策分科会(遠藤利明座長)では学制改革や奉仕活動など、いじめ問題対策分科会(
馳浩座長)、教科書検定・採択改革分科会(松野博一座長)、大学教育の強化分科会(山谷え
り子座長)では、国際競争力の向上や大学教員の評価など、教育委員会制度改革分科会(義
家弘介座長)では、教育委員の任免や教員の資質などについて検討をしていきます。
 
 参加した40名ほどの議員からは、「歴史認識に関わる修学旅行の問題にも対応してほ
しい(片山さつき議員)」「価値創造の拠点である大学改革のビックバンを(佐藤ゆかり
議員)」「法曹養成をどう改革するのか(稲田朋美議員)」などの新たな問題の提案もな
されました。
 
 教育再生実行本部では、11月中に中間報告をまとめ、次の総選挙、政権交代の目玉と
して教育政策を掲げることとしています。
 各分科会は、週一回のペースで開催されます。

今後の日程
教育委員会制度改革分科会 24日10時より
教科書検定採択制度改革分科会 24日12時より
・いじめ問題対策分科会 25日8時より
・大学教育の強化分科会 25日10時より
・基本政策分科会 30日8時より