原因は、過去20年間も、そして、これからも続くであろう防衛費の削減であり
ます。自衛隊の前線部隊は、本来の1日3交代制から2交代制になり悲鳴をあ げているのです。
こんなことをしても、子供手当てを出す必要がどこにありますか。侵略されたら
お終いです。 子供手当ては、空母機動部隊を毎年2個づつ増やす事ができる
額なのです。そして、防衛費よりも高額なのです。
民主党は、一律1割削減の概算要求を各省庁に指示しました。例外は、子供
手当て、農家の戸別所得補償、高速道路無償化など、ばらまき政策です。
防衛予算は4兆7000億円ですから、4700億円を削らなければなりません。
人件費・装備の先払い分などを除いた実質的な防衛費は9300億円しかないの
ですが、削るとしたらここしかありません。9300億円から4700億円をどうやっ
て削るのでしょうか。中国の脅威は、日本だけではありません。米国もロシアも
オーストラリアも韓国も軍事費を増やしているのです。日本だけが軍事費を減ら
している。日本人は、他国が平和を愛し侵略などしてくる訳が無いと思っている。
まさかの時は、何もしなくても米国が助けてくれると信じている。そんなことは、絶
対にありえません。
このまま日本は、滅びていってもいいんですか。あと、1・2年の猶予しかないの
です。
国基研