日刊ゲンダイより

              皇室とともに

ほんまかあ

この“高市案”は与野党で協議されたものではなく、個人的なメモだという。加えて、最大の問題は高市氏が考えている国会改革の中身だ。高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)がこう言う。

「国会審議には基本的に、議員が何を質問してもいい『一般質疑』と、政府や議員が提出した法案を審議する『法案審議』があります。この2つの審議を繰り返して国会は成り立っているのですが、高市さんの私案は、『法案審議を優先せよ』という。これは、立法府である国会が、内閣から出された法案の審議さえすればいい、ということでしょう。国会は、行政の下請け機関ではありません。国権の最高機関である国会だけでなく、民主主義をも“破壊”するような話です。近代民主主義は、議会主権を強化することで始まってますから。高市さんは、国会の権威を理解しているとは思えないし、まして行政府の権限を強化するなんて、まともな民主主義国家がやるべきことではない」

 これまで、野党は、法案審議を後回しにしてクダラナイ一般質疑を強行してきた。
皆さんも記憶に鮮明に残っておられると思います。もり加計問題は、最初にガツンと厳重注意して済ませればよいものを、法案審議を延々と止めた悪行は許せない野党の横暴です。そのことに触れない触れたくない高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)には呆れる。国民は、ウンザリしている。だから、先の選挙で野党の改変しか起きなかった。健全野党にして、中身のある国会議論に改善しようという試みを潰そうとする野党・五野井氏・日刊ゲンダイに国民は同調するのか?
政府も自民党も情報戦を開戦して実戦経験を積み国家防衛をしなければならない。

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