バイリンガルを育てるポイント 3

               皇室とともに


英語を子どもに教えるな

 

英語は、日本人全員がマスターしなければならない事ではない。日本を移民国家にしない為にも日本人の多くは日常英会話は出来ない方がよい。では、何の為に外国語を学ぶか?海外の情報を日本語に翻訳された本を読んで学べるようにすることも一つの目的だ。日本防衛のために外国語を学ぶ。優れた外交官、通訳を育てる。その為には、まず母国語をしっかりと身に付ける事だ。そして、日本の伝統や文化をしっかりと学び理解していないと外国の文化は理解できない。文科省の教育では、日本の伝統や文化についてとても疎かにする指導がなされている。教員も事なかれ主義で多くが教えないでいる。保護者もそうだ。

「英語を子どもに教えるな」という本は、早期教育は、英語も母国語もダメするから止めましょうという提案だ。しかし、バイリンガルを育てるにはこうしたことに留意するといいですよと「親が留意すべき10のポイント」を示している。詳しくは、この本をお読みください。

 

ポイント3 親子の「対話の質」を高めよう

ことばの力を養うためには、乳幼児期から児童期にかけて、家庭での親子の関わりが重要である。
しかし、「早期教育」ではない。
「訓練」を行ったグループとそうでないグループを比べると言語獲得に差は見られなかった。むしろ、三か月後の言語運用テストで好成績を揚げたのは、絵本を見ながらおしゃべりするグループだった。
家庭での自然な親子の関わりさえあれば十分だということを教えてくれる。
幼児期から小学校四年ぐらいまでは、親子で学ぶチャンスである。
親は教えたり、訓練したりしようとせず、わが子と一緒に学ぶことをただ楽しめばよい。親子共「学」は、親子共「楽」ということ。
親子共「学」を行う際に大事なことは、母親だけではなく父親も参加することだ。親子で一緒に過ごす時間の「質」を高める。思春期以前の子どもは、父親が帰宅した途端にその日経験した、とても楽しかった出来事を一生懸命報告しようとする。この瞬間を逃さないことだ。
父親に説明するために、子どもは、今日一日、どこで、誰と、何を見たか、どんなことをしたかの詳細を、もう一度思い出し、ことばにして表現しなくてはならない。子どもは誰に言われたからではなく、自分がしたいから、この作業を行う。これは、教育である。

抜粋

「動物園行ったの。チンパンジーいたの。それでね、チンパンジー、石でね、割ってね、食べるの」
5W1H」を教えるまでもなく、「どこで、誰と、どんなことをしたか」について子どもは説明できる。父親が、よい聞き手として、子どもの話を楽しむことが、素晴らしい教育効果をもたらす。
「へえ、それは面白かったねえ。それで、チンパンジーは何を割ってたの」
「えっとね。丸いの。かたいの。パチンと割るの」
「ああ、きっとそれは何かの木の実かな・・・」
と言って、一緒に図鑑で調べてみる。子どもは、図鑑を見ながら何かを探すのが大好きだ。
・・・
見つかるか、見つからないかは関係ない。もしわからないことがあったら調べてみるという態度を子どもが学ぶことが大切なのだ。もし、チンパンジーが割っていた実が、クルミだとわかったら、明日、おみやげにクルミの入ったお菓子を買ってくることを約束してあげよう。翌日の晩、チンパンジーの食べた実がどんな味なのかを知った子どもは、「クルミ」ということばを、素晴らしい思い出とともに覚えるだろう。


親の考える家庭教育が間違っている。どんな教材を使ってどうやって教えるかを考えていたことを改める。早く結果を出そうと焦らない。子どもにあふれている学習意欲を失わせることになる。


ほめて、ほめて、ほめまくれ と著者は言う。日本人は、「お世辞」や「説教」は言えても「ほめる」のは苦手だ。



言われる方は、ほめられなくとも挫けずに邁進できるように努力すべきだ。(私の考え)



日本のこころを大切にする党 代表 中山恭子議員
ルーズベルトが日本に戦争を仕掛けた