学校で習っていますか?その4

                         皇室とともに 


学校で習っていますか?その4


民主主義とは?


横の民主主義と縦の民主主義があることを知っていますか。英国の小説家で評論家、思想家でもあるG・K・チェスタトンは「民主主義において現在生きている人々の意見を取り入れる民主主義を横の民主主義という。それに対して、死んだ人々や子孫がどのように考えるかを考慮に入れる民主主義が、縦の民主主義である」と述べています。民主主義は今を生きている人々の判断が何事においても尊重され、最優先におかれます。これは裏返せば、現在を生きる人間の考えこそが至上である、という謬(あやま)りを招きがちです。極端になると今を生きる人間が望むなら何をやってもかまわない、たとえ、先人や未来の子孫を苦しめる判断でも、顧みられることがないという今を生きる者たちによる「独裁」に陥ります。


正論2015年10月号P64に於いて渡部昇一(わたなべしょういち)上智大学名誉教授が寄稿しています。ご覧ください。


民主主義の前提は、民意の成熟にあります。しかし、民意は未成熟であります。その証拠に、マスコミの情報に左右されて間違った方向に向かわされているのが日本や世界の現状です。グローバル化が正しく価値あるもので幸せになる、英語が出来ないとバスに乗り遅れ豊かになれない、原子力発電は危険だから無くそう、軍事力も原爆も持たなければ平和になる、話し合いで解決できる等本当にそうですか。嘘も百回言えば真実になると言われる。真に受けて鵜呑みにして良いのでしょうか。いろいろな考え方に耳を傾けて自分の考えを持つことは熟慮することです。その習慣をつけて暮らすことはこれからの人生において重要な一つです。自らが積極的にやらねばなりません。そこで気づきませんか。マスコミが報道することは偏った考え方を報道していると感じたことはないですか。本来あるべき姿は公平に真実を伝える。権力の暴走を食い止める役割があるとマスコミはいいます。現実は、マスコミが第一権力者となっている。マスコミの本来の役割は、民意の成熟の為に必要な情報を国民に伝えていくことです。現実は、中国や米国の手先に成り下がった報道をしている。嘆かわしき輩、売国奴に成り下がっている。唯一、戦い勝てるのは国民です。


国民を代表して政治を行う議員を信頼して政治を任せられるように1日も早くなるように民意の成熟を図る。その為には、偏りのない報道や提案を国民に情報提供していくことは民意の成熟になります。学校でもそういう教育がなされるようにしたいものです。その実例が、「授業づくりJAPAN」のブログです。ご覧下さい。また、教師・生徒・父兄が教育の目的を正しく認識し実行に移すことです。文科省教育委員会は、本気でやるのでしょうか?

「授業づくりJAPAN」


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