海保、海上保安レポートで領海警備を特集

             皇室とともに
 
 
日本会議メールより
第11管区海上保安本部の発表によると、11日夜、尖閣諸島の接続水域(領海の外側
約22キロ)内で、中国の海洋監視船「海監」3隻と漁業監視船「漁政」1隻が航行して
いるのを発見しました。

 こうした中、海上保安庁は、平成25年版の「海上保安レポート」を12日付で発表、
領海警備を特集し、昨年の尖閣諸島国有化以降の中国の進出について広報しています。

 レポートは税込945円で、全国の書店や政府刊行物センターで入手できます。(文責
:村主)
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「中国の過剰反応の様子みてとれる」 25年版の海上保安レポート発行

 海上保安庁は、海を取り巻く現状や昨年度の活動内容などをまとめた平成25年版の「
海上保安レポート2013」を海上保安の日にあたる12日付で公表した。尖閣諸島(沖
縄県石垣市)周辺海域で中国公船が領海侵犯を繰り返すなど緊迫した情勢が続く中、13
年に海上保安白書からレポートに変更されて以降で初めて領海警備を特集した。海保は「
状況を広く知ってもらいたい」としている。

 特集では、昨年9月に安定的な維持管理を図るため、魚釣島など3島を海保が取得した
ことなど、尖閣諸島をめぐる歴史的な経緯を、中国側の反応を盛り込みながら紹介。領海
や接続水域などの定義や沿岸国の管轄権の説明もしている。

 尖閣周辺海域では毎年のように中国活動家や中国公船による領海侵犯事案が発生してい
るが、海保は「経緯と照らすと、(尖閣周辺といった日本の排他的経済水域が設定された
国連海洋法条約の発効など)何らかの事象に過剰反応する中国側の様子がみてとれる」と
する。

 領海内での長時間航行や日本漁船への接近など悪質化する現状も詳述したほか、実際に
警備にあたった海上保安官による寄稿も掲載。「主権の侵害には毅然(きぜん)と対応す
る」といった声が記されている。

 海保は「エスカレートする中国とは対照的に、海保は正当かつ冷静に対応していること
が分かる内容にした」と説明している。

 レポートはA4判129ページで945円(税込み)。全国の主要書店や駅売店、政府
刊行物センターなどで販売される。
(「産経新聞」5月12日)