皇室とともに
メディア通信 第24号
平成25年3月1日
いよいよ正念場のTPP「聖域なき関税撤廃を前提せず」の大統領言質で、交渉入りを決断した安倍首相。本来日本産業の潜在的競争力は極めて高い。その原点は、創意と勤勉。農業も例外ではない。アメリカが恐れる、日本自動車産業の競争力は、保護によって培われたわけではない。資源小国日本の劣勢を克服しようとした創意と努力が、脅威の省エネカーを生み出したことを銘記すべし。TPP交渉をテコとしてでも、創意と勤勉を抑制する、旧態然たる組織や規制は変革されねばならない!前進・攻勢移転の時。
花咲か爺からイソップへいよいよ、タフな交渉の開始。内側の血の出るような変革と共に、覚悟を決めるべき外交交渉。勤勉と正直は日本人の美徳だが、狐や狼の狡猾を逆手に取る技くらい、歴史を誇る日本人に、身につけられぬはずはない。