ダライ・ラマ氏、日本にエール

   平成23年12月号 「国基研だより」 P18、3段目 島田氏の発言です。
 
 歴史カードについて一言しますと、この問題に関しては中国だけではなくて、アメリカも韓国もロシアも東京裁判史観で攻めてくるわけで、いわば日本は絶対的なアラブ諸国やテロリストに囲まれたイスラエルみたいなものです。この点に関してインドの戦略家のブラーマ・チェラニーさんが9月に国基研訪問団と会談した時にこう言っていました。「第二次大戦後、最も露骨に侵略行為を続けてきたのは中国だ。その中国から大戦前の問題を振りかざされて日本が萎縮する必要はない」と。またダライ・ラマも「戦時中にはどうしても非人道的な行為が起きる。しかし中国のチベット弾圧は平時の行為であって、質的に全く違う。勇気ある日本人ならそのことに声を上げてほしい」と言っていました。
 国基研では間もなくアメリカ・プロジェクトを始める予定ですが、その重要な柱がアメリカにおける東京裁判史観を打ち破って行くことです。中国はどうしようもないとしても、アメリカあたりはきちんと議論して説得すれば、納得する人が徐々に増えてくると思います。2007年に、日本が韓国や中国の女性を性奴隷にしたという間違った認識に基づいた慰安婦決議がアメリカ下院を通ってしまった。この時に日本政府、外務省は、日本はもう何度も謝罪しているからもうこんな決議はしないでくださいと、そんな言い方しかしなかった。それでは、やはりやったのではないかという話になってしまう。同じ時期に、トルコに対して昔のアルメニア人虐殺を非難する決議がアメリカの下院に出された。これに対してはトルコが官民挙げて、そんなものを通したらトルコのアメリカ軍基地は撤去してもらうとか、徹底的に攻めて、その結果、決議は通らなかった。そういうことがなぜ日本はできないのか。この歴史問題も国基研の重要なテーマとして頑張っていきたいと思います。
 
如何でしょうか?
教育って重要ですよ。
特に、これから日本を支えてくれる人たちは。
我々には、育てる重要な使命があります。
 
国基研
 
                       ご葬儀を雅楽の音で 格式高く
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