海江田大臣「安全宣言」

 なぜか?3月30日に遅ればせながら「緊急原発安全対策報告」を海江田大臣が
保安院を通じて原発に指示した。19日も経ってからだ。
が、しかし、内容がお粗末だ。
 安全神話が崩壊し、事故が起きても放射能を閉じ込められる対応策をまず考え、その費用を見積もり会社で賄えない金額を政府に要望しなさいというものではなかった。会社で出来る範囲の安全対策をしなさいである。意識改革も重要な点であるにも拘らず行われていない。原発事故前となんら変わっていないと言っても過言でない。なのに、「安全神話」を出した海江田大臣・政府は、ご都合主義だ。
 再生可能エネルギーは、10年後と言われている。この10年のエネルギー政策をどうするかだ。まず、54基の原発を事故が起きても閉じ込められる物にすることで
菅首相のいう電力買い上げ法なるものではない。1~2兆円かかるというが、財源はある。中国ODA廃止・京都議定書離脱で数兆円でる。「もんじゅ」については、ナトリウムで冷却をしなくてはならない。配管を二重にしても破損した時に冷却出来なくなる危険が大である。その必要性は、ウランが80年で枯渇するために技術開発をしているというが、その必要性は無い。防衛上その技術が必要でもないという。ならば、廃炉にすべきだ。
 IAEAは、組織・指揮系統が複雑と指摘した。簡素化し責任の所在をハッキリしても
今のメンバーの考え方が踏襲されたら同じことだ。メンバー選びも重要になる。政府も電力会社も国会も企業も安全神話崩壊を受けて意識が変わっていないことを国民は知るべきだ。そして、現実的になにを成すべきかを自ら学び考えることだ。
人に流されないことだ。
 
 
心が洗われ、私たちの琴線にふれる 笛の音を お楽しみきださい