自衛隊に平時における領海警備任務を与えよ

  おかげさまです  なんでやねん。
 
泉 徹 元海上自衛隊自衛艦隊司令官 「日本の息吹」4号より
 
 不審船を発見しても海上保安庁に通知することしかできない?潜水艦には水中電話での退去要求しかできない?中国の調査船「海監」にも退去要求しかできない?
日本漁船が某国の艦艇から銃撃を受けているとき、自衛艦はその間に割って入って自ら楯になることしかできない?
自衛隊が後願の憂いなく対処できるよう、一刻も早く法整備を整えよ!
 
3つの問題点
 1点目は、海上自衛隊の艦艇には、他国が保有している慣習国際法、及び、海洋法条約に基づく軍艦としての権限が与えられていないということです。
 2点目は、海上自衛隊の艦艇・航空機は、領域侵害に対して海上警備行動発令以前には、基本的には何も対応できないということです。
 3点目は、他国の軍艦や公船に対する法整備がなされていないということです。一般商船に対する法律は不十分ながらも法整備がなされていますが、外国軍艦や公船には為されていません。軍艦や公船は治外法権ですので、海上警備行動、つまり警察権を行使できません。
 
 こんなことで、日本を護れるか。無防備では、あっという間に滅ぼされるか、支配されるかです。法整備をして備えることは、軍国主義にならないことでもあります。大震災を契機に、全ての事を検証して改めましょう。
 
心が洗われ、私たちの琴線にふれる 笛の音を お楽しみください